今度は男の子の疑問や悩みについて、泌尿器科医の「こぼちゃん先生」こと小堀善友(よしとも)先生に聞いてみましょう! こぼちゃん先生:大きくても小さくても気にすることはありませんよ。医学的にはなんの問題もありません。 もし君がぽっちゃりしていたら、おなかにおちんちん、つまりペニス(陰茎、いんけい)がめり込んで埋まっていることがあります。ほとんどは、年をとって大きくなったり、やせたりすると、表に出てくるものですから、あまり気にしなくて大丈夫ですよ。 大事なことは「正しいサイズ」や「より良いサイズ」なんてないということです。性のことに正しいことなんてありません。いろいろな人がいますから、自分の個性を大事にしてください。

いつ頃、どんな風に体が変わる?

🐨:おちんちんって、どのぐらいの年で大きくなるんですか? こぼちゃん先生:「二次性徴(にじせいちょう)」って知っているかな? 個人によってやって来るタイミングに差がありますが、小学校高学年から中学校前半ぐらいの思春期と呼ばれる時期に、男の子は男性ホルモンがたくさん出てくるようになります。 その働きで、体に変化が起きてきますよ。

声が低くなる声変わり筋肉が発達して、肩幅が広くなるなど体格ががっしりしてくるペニスや精巣(せいそう、いわゆるタマ部分です)が大きくなってくるひげやわき毛、陰毛が生えてくる

などの変化です。 女の子の場合は生理が始まったり、乳房、つまりおっぱいが大きくなってきたり、体に脂肪がついて丸みが出てきたり、わき毛や陰毛が生えてきたりします。 男性ホルモンは性衝動にも関わりますから、この頃から男性は性的な関心も強くなってきます。 まれに二次性徴が現れてこない病気もあります。女の子は生理が来ないことでわかりますが、男の子は明らかなしるしがないのでがわかりにくいですね。 声変りをしなかったり、タマが小さかったり、陰毛が少なかったりする場合は病院に行くことをお勧めします。 もし体の変化が中学校後半になっても起こらないようだったら、女性なら産婦人科、男性なら泌尿器科などに相談してみるのがいいと思います。 大人になるにつれて誰もが経験する、からだとこころの変化。初めての出来事にびっくりしたり、不安を感じたりしたときは、探検隊の仲間と一緒にこたえを探しに行こう!「生理ってなに?」「ナプキンってどう使えばいいの?」など、“はじめの一歩“を助ける様々な情報をまとめました。

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